あいする人は列車に乗って | 現実なんてこんなもの

あいする人は列車に乗って

 なんだかんだいいつつも、電話で話せば愛しい年下の君は今日から出張。列車に乗って、西に向かう。「忙しくてスイッピバッジ探せなかった」って、わざわざ連絡くれてうれしい。いってらっしゃい。元気でね。ふたりは直接会わなければ、こんなに仲良し。はなれていれば、受話器の向こうなら。うー。

ー☆ー

 きのうの夜、元同居人君の電話番号の登録を消した。指では覚えていないから、これでこちらからは連絡できない。その直前に、指定番号着信お断りの設定を仕掛けたから、かかってくることも、ない。
 とはいえ仲間の一人だから、きっとどこかで会うだろう。これからもみんなで出かけるだろう。でも、ふたりで会うことは、たぶんもうない。